今年のドラクエ10秋祭りに参加してきました!こちらの物販コーナーで手に入れた「アストルティア拾遺譚・舞台台本集」のレビューについて早速まとめました!
買おうと思ってるけど、中身がどんなのかわからないから心配…と思っている方の参考にしていただければ幸いです。
いやほんと、一般書店には流通しませんとか言ってるわりには公式で出してる情報少なすぎんのよ。
(当然物販でも中身パラパラ確認とかもできず…もうちょっとサンプル出してくれよほんま)
というわけで、「拾遺譚はいいぞ」の布教も兼ねて中身のレビューしていきたいと思います!
概要
アストルティア拾遺譚とは
「アストルティア拾遺譚(しゅういたん)」とは、DQXのオフラインイベントの中のコーナーとして2020年から導入された朗読劇です。
「拾遺」とは「漏れ落ちたものをひろって補うこと。また、そうしてつくったもの」、「譚」は物語のことです。
オフラインイベント自体は2013年から開催されているので、拾遺譚は比較的新しい出し物ではあるものの、
ゲームのストーリーを補完・補強するサイドストーリーとして高い人気があるプログラムです。
とくに初回の拾遺譚開催回である2020年秋祭りのアーカイブ動画は削除されており、
現在はこの台本でしか拾遺譚のストーリーを振り返ることができません。
この本には2020年〜2023年に開催されたアストルティア拾遺譚の内容が網羅されており台本形式で読むことができます。
この本だけで合計15本(!)の舞台脚本と小説が楽しめます!
収録内容
アストルティア拾遺譚で上演された下記プログラムの台本が収録されています。
ドラゴンクエストX 秋祭り 2020 上演分
・いばらの巫女と砂漠の王国
・魔王の友
・大魔王のとなりの部
ドラゴンクエストX 秋祭り 2021 上演分
・それからの魔界
・銀の丘奇譚
・魔界一行珍道中
・あなたの思い出アルバムに
ドラゴンクエストX 夏祭り 2022 上演分
・星巡りの前日
・未来のドワチャッカへ
・姉と妹
・フォーリオン防衛戦
ドラゴンクエストX 冬物語 2023 上演分
・遠い約束
・エルドナ日記
・天に煌く星のごとく
特別収録書き下ろし小説
・鉄の王子と赤毛の子
付録・特典
本の特典として
①描き下ろし小説
②アイテムコード「しぐさ書・拾遺譚」
がついています。
(スクエニ公式から購入するとさらにゲーム内アイテムの「黄金のはなびら✗30」もついてきます!秋祭りの会場で買ってもついてきたので
スクエニ直営の物販から購入すると黄金のはなびらのアイテムコードが入手できるようです。)
感想とレビュー
台本はアドリブの加筆あり!
台本なんて小学校でやった劇以来なので「へえ〜!役者さんが読む台本ってこうなってんだ〜!」という新鮮な驚きがありました。
このとおり会話以外には簡単なト書きしか書いてないので、全体を読み込まないと話の流れがぜんぜんわからんというか…
これに演技つけてしゃべれる役者さんすごい。

個人的にこれいいなと思ったのが、役者さんのアドリブをちゃんとセリフとして加筆し再構成して書いてくれているところ。
多分実際に用いられた台本ではなく、過去上演作品のアーカイブという役割をもたせるためにこうしたのだと思います。
アドリブの部分はト書きで注釈が入っているので、役者さんの楽しい心遣いがわかるのもいいですね。

シナリオを作成した担当者名が載ってる!
もう一ついいなと思ったのが、この脚本を書いたのが誰なのか担当者の名前が記載されているところでした。
普段ゲームをやっていると、「シナリオはシナリオ班で作ってくれてんでしょ」ぐらいのことしかわからず、その中の誰が書いたものなのかってなかなか知ることができませんがこうしてスタッフの名前が出てきてくれると個人的には嬉しいです!
こちらの写真に記載されている川上さんは、巻末の書き下ろし小説も担当されています。
かきおろし小説「鉄の王子と赤毛の子」
その巻末の小説「鉄の王子と赤毛の子」は幼少のユシュカとナジーンのエピソードです。
この二人がいかにして出会い、そして打ち解けるに至ったのかの短編小説です。
め〜〜〜〜っちゃくちゃエモくてよかったです!
もうとにかく二人が喧嘩しながらもお互いを理解していく過程がすごくかわいい!
やんちゃなユシュカ、普段は物静かなのに、ユシュカのことになるととたんに感情が抑えられなくなるナジーンなど
ウッ。。。。。尊い…たっとい・・・・・・・
メインストーリーであんなことになるので、この二人の過去ほんまに尊すぎてしんどい。
別にそこまでナジーンとユシュカが推しです!というわけでない私ですらこれだから、この二人が推しの人の胸中を察するにありあまります。
小説としても完成度が高いので絶対読んで欲しい内容です
ユシュカがいかにしてネクロデアに預けられたのか、当時のネクロデアの様子や
二人を見守る大人たちの考え方、ユシュカに対するナジーンの気持ち…などが描かれていて
Ver.5のストーリーとファラザード主従が好きな人は大満足な内容と思います。
個人的にはユシュカが侍従長の作った教科書の記述に抗議するくだりのシーンがすごくよかったです。
ナジーンとユシュカの価値観や考え方、そしてこれからの時代の魔王として駆け出していく彼らに吹く新しい風。.,
Ver.5ストーリーのオリジンと二人の根底にある思想がわかるやりとりが見られてめちゃくちゃ胸熱でした!

挿絵は金田一蓮十郎先生のかきおろしイラストが本全体で5ページ分ありました!
とってもかわい〜!
金田一先生のゲームのメインキャライラストってめずらしくない…?
と思ったのでこれだけでもかなりレア度が高いです。
心に残る名台詞集
というわけで台本を見かえしてみて、これはぐっとくるな〜と思った台詞を引用します!
これで、君を待ち続けて絶望せずに済むんだ。そう思ったら、とても安らかな気持ちになったんだ。
そして…ぼくは自分の首に、自分で首輪をはめたんだ。
(P34.「魔王の友」アスバルの台詞より)
アスバルの過去、しんどすぎる台詞。幼き日のアスバルの絶望がどれほどのものだったのか、ひたひたと伝わってくる独白の台詞です。
本当は生きながらえたくなったのでしょう?
あの人と、もっと一緒に居たくなってしまったのよね?
人はそれを未練と呼ぶのよ、レクタ!
(P.212 「エルドナ日記」エルドナの台詞より)
ここもだいぶぐっときました。この前後の流れをぜひ動画で見ていただきたいのですが、二人の幼い神が自分の無力さと、レクタリスの未練に気づくもどうしようもできず、それでも彼女の決断を尊重したいと泣きじゃくるところ、本当に切ない。
俺は自由だ、永遠に。たとえ大魔王でも、俺を支配することはできない。
(P.238 「鉄の王子と赤毛の子」ユシュカの台詞より)
鳥のように自由で何にも縛られない、ユシュカの生き様を端的に表す台詞!この言葉の気高さと、その裏にある彼にしかわからない孤独を垣間見たとき、ナジーンは友達として心の距離が近くなったのでしょう。
装丁について
本はカバーなしで、軽く扱いやすい紙に印刷されています。
表紙はこんな感じ。

レザックという皮の質感を模した白い特殊紙に、金の箔押しのような質感のタイトル文字が印刷されています。
(残念ながら印刷であって箔押しではないです)
「台本集」というぐらいですから、舞台などで役者さんが使う台本をそのまま書籍化したような感じです。
丈夫な表紙用紙に、本文用紙はコミック紙のような軽く柔らかい紙を使用しています。
分厚い本の割にはすごく軽いのでとても扱いやすいです。

あくまで実用品としての台本をデザインベースに作られているようですので、保存が目的の場合はご自身でカバーなどをかけたほうがいいかもしれません。
ほんものの台本に近い作りなので、朗読の練習などにも使えそう!
まとめ
私の満足度 ★★★☆☆
私は先日の秋祭り2024の物販で手に入れましたが、買って大満足でした。
欲を言えばもうちょ〜〜〜っとイラストがたくさん入ってて欲しかったかも!
いやーでもこれで、Ver.5勢のみんながまたしばらく生きれる新規燃料の投下本当にありがとうございます。笑
総集編みたいにしてもらわなくても毎回秋祭り・夏祭りで毎回「前回の台本でーす」
みたいな感じでカジュアルに売って欲しいぐらい!
公式さんよろしくお願いします。
自分用振り返り用に拾遺譚がある秋祭りの動画を置いときます〜。
台本集がある方は手元を見ながらぜひご視聴ください。
購入はスクエニ公式から!(11/16現在品切れ中のようです)